笑う門にはチョコきたる?

uyui2009-02-14

 
 しまった!
 せっかくのバレンタインなのに、
 バトロンにログインするの忘れてた!!
 ちっくしょおお(ry
 
 さて、バレンタインですね。
 今年は、逆チョコなるものが流行ってるみたいですが、
 皆さんは幾つチョコを貰いましたか?
 普段なら「チョコ?ねーよ」と一蹴する私ですが……
 
 今年はチョコ貰えました!
 見よ!この物量を!!(バーン!って言う程もないが)
 

 
 …全てバイト先のおばちゃん達や家族から貰ったものなんですけどね。
 なぜかホワイトチョコかバニラチョコしか入っておらず、
 普通のビターチョコやらは1つも入ってなかった。
 いったい、何のおまじないだ?
 
 貰う相手もいなければ、逆チョコを上げる相手もいない!
 俺にとっては、チョコが恥ずかしくて買えなくなるだけの禁チョコ月間ですよ!
 
 …と、貰った板チョコを食いながらこんな事を書いていたら、
 この機会に思いっきりバレンタイン気分でキャッキャウフフしたくなってきた。
 自分でも訳が分からんけど。
 
 まあ逆チョコをあげる相手もいないので、
 とりあえず娘達と一緒に貰ったチョコを食べることにしましょう。
 

 
 ムルルゥ「何だ教官!我々は戦闘訓練で忙しいんだ。後にしてくれないか?」
 ミニミ「えー、まだやるんすか?もう疲れたっす…」
 あかり「…マスター、お腹が空きました。ご飯はまだですか?」
 ペイリィ「なになに、何の話?」
 
 よし、全員揃ったな?
 今日は俺からお前達にプレゼントをあげちゃう!
 
 ムルルゥ「プレゼント?HARD GRAPHの61式戦車なら貰ってやっても…」
 ミニミ「それはねーよ」
 ムルルゥ「あぁ?」
 ミニミ「ゴホッゴホッ!…ないですよ」
 
 …プレゼントはこれだ。
 

 
 ムルルゥ「ほう、チョコか」
 ミニミ「沢山ありますね」
 ペイリィ「わーお、おいしそぉ」
 
 全員で仲良く分けて食べろよ。
 
 あかり「…ありがとうマスター。これで空腹を凌げそうです」
 
 そうかい。包み紙は食べるなよ。
 
 ムルルゥ「そうか。なんだと思えば、今日はバレンタインだったな」
 ミニミ「気付くのおせー」
 あかり「…逆チョコ?」
 ミニミ「逆チョコ(笑)お菓子会社の都合で作られた造語なんて、明日にでも崩れますって」
 ペイリィ「何でもいいから早く食べようよぉ。凄く美味しそうだよ!」
 
 警報!警報!謎の機影出現!繰り返す!謎の機影出現!
 
 ムルルゥ「な、何だ!?」
 ペイリィ「いただきまーす!」
 

 
 ???「フシュルルルルル…ルルーシュ」
 
 ミニミ「ちょwww何か登ってきてますって!動きマジきめぇwww」
 ムルルゥ「うーむ、見るからに危なそうな奴だ!総員戦闘配置!!」
 あかり「…リィ、うしろうしろ」
 ペイリィ「ん、どうしたの?」
 
 ドカッ
 
 ペイリィ「きゃあ!?」
 

 
 ガツガツガツガツガツ・・・
 
 ペイリィ「あーん、あたしのチョコォ」
 ミニミ「うひゃ〜めっちゃ食ってる!めっちゃ食ってるよぉう。こりゃ参ったね!」
 ムルルゥ「何が『参ったね』か!?取り押さえるんだ!」
 ミニミ「全く気は進まねぇがやってやる!いくら装甲ガバチョ!?」
 あかり「・・・死んだ」
 

 
 バリバリバリ!ガツガツガツ!ドドドドドドゴゴゴゴゴ(ry
 
 ムルルゥ「うおお!こいつ残りのチョコまで!」
 あかり「…途中、音がおかしいから」
 ミニミ「い、いくら…装甲が…よか、ろう…と」(クテッ)
 ムルルゥ「くっ…、このままではせっかくの教官からのプレゼントが…!」
 
 ???「お困りかな、君たち!!」
 
 ムルルゥ「な、誰だ!?」
 あかり「…この声は」
  

 
 ド〜ン(ワンピース風)
 
 エウクゥ(ちょっとグラ姉、しっかり支えてよ!)
 グラフィ(へいへい。あんたも人使いが荒いねぇ)
 

 
 エウクゥ「さあ、謎の怪人!あたしが来たからには勝手なことはさせないわ…わわわ!」
 グラフィ「だからあんまり動くなって。落ちたいのかい全く…」
 エウクゥ「ととと、とにかく!これ以上の悪さは許さないんだから!」
 
 エウクゥ「鳥に代わってお仕置きよ!!」
 
 ムルルゥ「……」
 あかり「……」
 エウクゥ「大空はあたしのステージ!行くよ、ブレイシングブリーズ!!」
 

 
 ズバーーーン!!
 
 ???「プギャー!!?」
 

 
 ドサリ
 
 エウクゥ「ふう…。どうやら私の方が一枚上手だったみたいね」
 ムルルゥ「おお、あの暴虐の怪人をたった一撃で仕留めるとは!」
 ミニミ「これはひどい
 あかり「…ミニミ、生きてたの?」
 ミニミ「死にゃしねーよ。あいつの肘がミゾオチに入っただけさ…」
 
 エウクゥ「それで、あたしらの分もあるんでしょ?チョコ」
 グラフィ「苦労して怪人を追っ払ったんだからね。…まああたしは見てただけだけどさ」
 ムルルゥ「当然だ。怪人に食われたといっても貴殿らの分は確保できている筈だ」
 エウクゥ「良かったぁ」
 ムルルゥ「あかり、彼女達にチョコを」
 

 
 あかり「…残念賞」
 ムルルゥ「な!?」
 エウクゥ「ええー、ちょっとどういうことなの!?」
 グラフィ「なんだいなんだい。今日はタダ働きかい?冗談じゃないよ」
 ムルルゥ「あの短時間で食べきったか…」
 エウクゥ「そんなぁ、超ショック…」
 ミニミ「マジないわ〜。うう!今突然、右肩に違和感がっ!」
 グラフィ「あんたは何もしてないでしょうが!」
 
 あかり「…みんなチョコ食べたかった?」
 エウクゥ「そりゃ、ね。せっかくのプレゼントだったんだし、ちょっとはさ」
 あかり「…あるよ」
 グラフィ「え、ホントかい?」
 エウクゥ「でもチョコは全部怪人が食べちゃったんじゃないの?」
 あかり「…私のがまだ残ってるから。これ、みんなで食べよ?」
 グラフィ「でもいいのかい?あんたは…」
 あかり「…私はもう食べたから。リィちゃんも泣いてないで早く」
 ペイリィ「ふぇ?」
 
 ミニミ「いやー、あかりちゃん健気ですな、隊長」
 ムルルゥ「……」
 ミニミ「ああいう娘が将来いいお嫁に」
 ムルルゥ「…ちょっと黙ってろ」
 ミニミ「あ、あれ、隊長どうしたんですか?」
 
 (製作者の声:ね、眠い…もう少しだ…もうすぐで…)
 
 ムルルゥ「あかり」
 あかり「…ん?」
 ムルルゥ「お前、チョコ食べてないだろう?」
 エウクゥ「え、そうなの?でもさっき…」
 あかり「……」
 ムルルゥ「お前に渡したチョコの数が合わない」
 あかり「……」
 ムルルゥ「お前、お腹を空かせていたんじゃないのか?」
 あかり「…でも」
 ムルルゥ「でもじゃない。全く…」
 あかり「…私はみんなが喜んでくれればそれで」
 ムルルゥ「それでお前が一人、素直に喜べないようじゃな…」
 
 ガサゴゾ
 
 ムルルゥ「はい、これは私が貰った分の残りだ。遠慮なく食べていいぞ」
 あかり「…でもこれは」
 ムルルゥ「いいからいいから。これでみんな1枚ずつだ。みんなも文句はないな?」
 グラフィ「当然さ」
 ムルルゥ「ほらな。だから遠慮せずにみんなで食べよう!」
 あかり「…うん!ありがとう…ルゥちゃん」
 グラフィ「ヒュー!なんだいなんだい、結構いいところあるじゃん。ルゥよぅ」
 ムルルゥ「何だ貴様!上官に対して失礼だぞ!」
 ミニミ「意外と強情なところのあるあかりちゃんをあそこまで…後学の為に攻略法を!」
 ムルルゥ「お前も何だ!?離れんか!」
 ミニミ「隊長〜攻略法を〜あべし!?」
 

 
 こうして2月14日は静かに過ぎていった…。